懐中電灯を煮た
昨日は台風が関東に上陸するということで、停電対策で懐中電灯を用意された方も多いんじゃないでしょうか。私も出しました。
アメリカの懐中電灯で有名なやつです。ごつい。
アメリカ人のこの「とにかく頑丈に作っとけ」みたいなの好き。
煙草を隣に置いて大きさ比べるやつ。
喫煙者が減ったので「煙草の箱の大きさが分かんねぇよ!」って言われそうですが。
私が持ってるのは単1電池を3本使う、LEDのモデルです。
6D-Cellという単1を6本直列に入れるタイプもあるらしいですよ。棒かよ。
不良の人は鉄パイプじゃなくて懐中電灯持って戦えばいいと思う。
明かりも普通につくし大丈夫だな~と思いつつ、なんとなく蓋を開けて電池を出してみた。
一個は普通に出ました。二個目がなんか引っかかってるな?振ったら出ました。
三個目が…ん???
どういうことだおい…こいつ、液漏れしてるじゃねぇか!
ちょっと見づらいと思いますが、奥に電池と白い結晶が。
100回振っても取れず、棒でつついても取れず。
定期的にスイッチ入れて確認してましたが、まさか電気つくのに液漏れしてるとは…。
床に埋まっても大丈夫なライトでも、液漏れはダメでした。
ということで
煮ました。
と言っても沸騰したらすぐ火を止めてしばらく置いておいただけですが。
ググったところ、電池が固まったライトに湯を流し込んで取り出してる人がいたのです。
とはいえ、私のマグライトはLEDタイプゆえ簡易には分解できない。
ということでスイッチ部分とLEDユニットが湯に浸からないように煮ました。
熱と水蒸気と多少の水で結晶が溶けるかなと。
そして
ガンガン振ったところ無事固まってた電池が出てきました。やべぇ。
お湯はそのままシンクに捨ててしまいましたが、本当はあんまり良くないかも。
まぁお湯は割と大量だったし電池そのものをグツグツ煮てたわけじゃないので平気かなと…。
シンクにいっぱい水を流して、鍋もよく洗っといた。
とりあえず電池を取り出したところ。本来の接点が見えるかと思います。
というわけでゴシゴシタイム。
マイナスドライバーで固まった粉を削り。
割り箸にペーパーを巻いて無水エタノールでゴシゴシ。
最終的にこうなりました。さっきよりだいぶいいでしょう!?
流石に肉眼で見ると円周上にくっきりと腐食がありますが…。
アルカリ電池は液漏れすると周囲を腐食するからなぁ。
ともあれ、問題は電池が出し入れできるかと通電するかなのでテストしてみる。
試しに液漏れしてなかったアルカリ電池を入れてみる。よし、スムーズに出し入れできるぞ。
あとは通電…アルカリの単1がなかったので、おうちにあったマンガン電池を入れてみる。
通電OK!ちゃんと照らされるぞ!
ということで今回の学びは
・電気はついても液漏れはするぞ
・懐中電灯は多少煮ても平気だぞ(非推奨)
でした
あと私が懐中電灯を煮てる間に台風は通過してました。
防災用品は日頃から点検しましょう。
おわり